第36回 “デジタルパネルメータ”

2016年 02月 29日

今年度は雨が多かったように感じます。
寒暖差が激しいので、薄着の上に厚めのコートを着たり、事前に天気予報で情報を集めるなどして体を気遣っていきたいですね。

では、第36回目の今回は「デジタルパネルメータ」についてお話しします。

まず、デジタルパネルメータとは、「電圧や電流・アナログ信号・パルス信号等をデジタル処理し、設定値の比較やデータ送信等を行う」機器です。

主な仕様用途としては
・電圧や電流の値の監視
・モーターの移動量の制御
などを行います。

モーターの制御というと、以前お話した「電子カムスイッチ」に雰囲気は近いと思います。
違いとしては、設定値の「2値の比較」ではなく、「1値の比較」であること
例をあげるならば、電子カムスイッチは「○○°~○○°」ですが、デジタルパネルメータは「△△」の値を参照にしているところです。

また、制御盤の中よりも操作盤や、扉面についていることが多いように感じました。
設定をよく変更される施設になるとこの限りではないかと思われますが、今まで見てきた盤ではこのイメージです。

前回の工事で交換したものがこのデジタルパネルメータです。
以前のものに比べると「機能性」は向上したものの「反応速度」は下がっており、
動作チェックを行った際に誤差が生じてきました。
シーケンサのソフトを少し変更することによって解消されましたが、代替品は必ず
「性能が同一ではない」という事を知ることができました。


次回は「シーケンサその3」についてお話しします。


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