第31回 “予備を持っておきたい制御盤の部品”

2016年 01月 18日

先週、お客さん立合いの検査があり、無事完了いたしました。
去年はトラブルがありましたが、今回は問題なく行えてひとまず安心しました。


では、第31回目の今回は「予備を持っておきたい制御盤の部品」についてお話しします。


まず、この話しの趣旨としては、「機械の稼働率を必要以上に下げない事」、「制御盤を長く使っていただく事」です。


さて、制御盤の部品というと前にお話しした
・ブレーカー
・リレー
・PLC(シーケンサ)
などがあげられます。


私が交換工事をした中では「リレー」やシーケンサの「バッテリー」が多かったように感じました。
特にシーケンサのバッテリーは「プログラム」や「パラメーター」を保持する為に使われていますので、出来れば定期的に交換しましょう。※1


「予備品を持っても自分では交換できないから持っていても…」と思いがちですが、いざ壊れると、部品入荷まで機械が止まるかもしれません。
業者さんに予備品を確保してもらうだけでもかなり違いますので、「1年に1度は点検」
「2~3年に1度は精密点検」をするのがいいでしょう。

なお、配線を入れ替えて応急処置ができるものもありますが、電気図面との食い違いが発生し、誤作動の原因にも繋がったりしますので、素直に取り替えたほうが確実です。
仮に応急処置をした場合は「必ず」電気図面を差換えるようにしましょう。


次回は「盤内の温度管理」についてお話しします。


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