第11回 “ブレーカー”

2015年 07月 21日

今年は週末に台風が立て続けに来ていたように感じます。台風の日は傘よりレインコートを持っていきたいですね。


第11回目の今回は”ブレーカー”についてお話しします。


まず、ブレーカーとは、”過負荷”や”短絡”が起きた場合に遮断し、他の機器を保護する機器です。
・過負荷…容量以上に電気が流れること
・短絡…埃や水分などで別の回路に電気が流れてしまうこと


制御盤内の機器の中で一番身近なものではないでしょうか。自宅で電気製品をたくさん使っていたせいで、ブレーカーが”落ちた”経験のある方もいるかもしれません。


これは電流を規定値以上に使ったためです。もし、ほとんど使っていないのにブレーカーが落ちた場合は短絡の可能性が高いですので、部屋ごとのブレーカーを上げて、順に電気製品を使っていくなどの方法で原因を特定しましょう。


制御盤は一般的に交流200Vや400Vの”低圧回路”です。高圧回路は600V 以上を指します。機器が使う電力を計算し、少し余裕の持たせた容量のブレーカーを選定しましょう。ギリギリの容量の物を使うと、少しオーバーしただけでも落ちてしまいます


逆に、あまりに余裕がありすぎる物を選んでしまうとブレーカーの役割を果たせなくなり、機器の破損や火災といった事になりますので、気をつけましょう。


容量の計算方法はまだまだ勉強中です。何か気づいたことがあれば追記していきます。


次回は”機器用ブレーカー”についてお話しします。


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